2026年春リカレント教育プログラム 第4回「経営管理・マネジメント」コース
理解のマネジメント
5月28日(木)、北海学園大学豊平キャンパスにて、札幌ひとづくりカレッジ授業「経営管理・マネジメント」コースの第4回講義が行われました。
まず、前回の講義を踏まえ、受講者自身の仕事への自律的な取り組みについて、意見交換を行いました。自律的に仕事を取り組むには、自身を「説得」して理解を促す方法である、行為前の理解(動機づけ)と行為後の理解(リフレクション)があります。授業では、行為の前後に必要な「理屈」の理解、もしくは「実感」の理解を促す事例を考えました。
スタッフに「理屈」の理解を促すためには、自分で問いを立て、仮説を作ることが、理解の深化につながります。そのためには十全に説明をするよりも、むしろ当事者のスタッフに考えさせることが大事になります。また、「実感」の理解を深めるためには、ストーリーを描き、「演出」方法を考え、行為後には、スタッフにそのストーリーの顛末を語らせることで、スタッフは、より「やりたい」気持ちが高まります。

これまでの講義で、マネジメントの「度合い」を学んできたことを踏まえ、自社のマネジメントレベルの現実を見据え、グループ内で理想のレベルを考えました。業種や規模で求められるレベルが異なるため、マネジメントレベルの「正解」はありません。が、会社が向かうべき方向性を「自分ごと」とし業務に取り組む、自律的な人間を育てることが、今後のマネジメントの目指す方向と言えます。なぜでしょうか?
その理由は、社会環境の変容です。人口減少に端を発し、既存のビジネスモデルを維持することが難しい中で、変革を担う人材を育てる必要があります。「提案」を持つ主体的な人材とも言えます。そして、AIが勃興している現代では、「創造」することができ、自分なりの答えを見出し、実行する人材(「反省的実践家」)が求められています。近年、「人的資本経営」が叫ばれていますが、これは理解を基軸に「反省的実践家」を組織内で育てることとも言えます

▲ ワークショップの様子
次回の講義では、経営学の理論を紹介しながら、理論を応用する方法を学んだ上で、自社で活用できる「人を動かす管理とマネジメント」を考えます。

