ビジネスゼミナール 第2回「経営管理・マネジメント」コース ~レクチャ・ワークショップで “人を動かす”2つの理解を学ぶ~
10月2日(木)、北海学園大学豊平キャンパスにて、札幌ひとづくりカレッジ(以下、「ひとカレ」)ビジネスゼミナール「経営管理・マネジメント」コースの第2回講義が行われました。講義にはひとカレ会員企業より、5社8名が参加しました。
冒頭に、北海学園大学経営学部・佐藤大輔(さとう だいすけ)教授より、第1回講義の振り返りがあり、その後、今回のテーマである「『受動的』な行為を導く管理」についての講義が始まりました。
佐藤教授からは、「『人を動かす』2つの理解」について解説がありました。1つ目は、良い・正しいこととして客観的に理解する「理屈の理解(やるべき)」。2つ目は、好き・楽しいこととして主観的に理解する「実感の理解(やりたい)」です。
その後、佐藤教授からは、「人を動かすことが、参加企業が強い関心を持つ『採用』にも応用できる」と説明がありました。その上で、「採用で人を動かす=入社」を促す場合は、就活生に響くように、自社の「価値(客観的な条件)」と「意味(主観的な条件)」を考えることの重要性を解説しました。

講義を踏まえ、参加企業は、自社事業・商品の「価値」と「意味」について考えた上で、2グループに分かれて意見交換を行い、各グループの代表者から発表いただきました。受講者からは、「類似している『価値』と『意味』もあれば、事業内容や職種によって全く違う内容もあり、とても参考になりました」との声がありました。
最後に講義のまとめとして、佐藤教授からは「マネージャーは、社員に2つの理解の持続性を持たせてあげることが大事」と締めくくりました。

次回は、「能動的」な行為を導くマネジメントについての講義となります。第1、2回と同じくレクチャー(授業)とワークショップ(グループまたは参加者同士の交流をベースとする対話やディスカッション)形式です。ワークショップでの活発な対話やディスカッションが期待されます。