札幌ひとづくりカレッジ

お知らせ

2026年度10月開講 札幌ひとづくりカレッジ授業「地域とつながる観光拠点デザイン変化する移動価値と新しい交流のかたち」

授業のねらい

【観光デザインコース】
本コースでは、観光や移動をめぐる価値観の変化を理解したうえで、地域と深くつながる観光拠点をデザインするための知識と実践力を養うことを目的としています。
具体的には以下の力を身につけます。
①観光行動の構造や最新の移動トレンドを理解する力
②人流データを活用して、地域拠点の可能性を分析・構想する力
③地域の特性や関係性を踏まえた拠点デザインの思考力
④地域とのつながり方・取り入れ方に関する実践的な手法
⑤自らの企画を提案し、他者と意見を交わしながらブラッシュアップする力
これらを通じて、訪れる人と地域をつなぐ「観光拠点づくり」を実現できる人材を育成します。

受講日
開講日
受講対象
申込締切

※参加申し込みが5名に満たない場合は開講いたしません。あらかじめご了承ください。

授業で学ぶ内容

コロナ以降、紛争や気候変動、人口減少など、私たちを取り巻く環境は急速に変化しています。それに伴い、人々の「旅」や「移動」に対する価値観も大きく変わってきました。
これまでの“モノ消費”から、“コト消費”、さらには“トキ消費”や“イミ消費”といった、より高付加価値で新鮮な体験を重視する傾向が強まっています。こうした流れの中で、地域と深くつながることができる「地域拠点」の存在や、そのつながりを地域に根付かせる取り組みが、新しい観光・交流・移住の入口として注目されています。本コースでは、地域の個性を活かし、訪れる人と地域をつなぐ「場づくり」の考え方と具体的な方法について学びます。

授業の形式

コースは講師によるレクチャー(授業)とワークショップ(グループまたは参加者同士の交流をベースとする対話やディスカッション)のハイブリッド形式で進みます。基本的な知見はレクチャで提供されますが、都度振り返りが出来るようにオンデマンドコンテンツ(動画)での復習ができるようにします。最後には、受講者それぞれのテーマで企画書を作成し、全体で相互評価(ピアレビュー)することで学びの質を高めます。

スケジュール

第1回 10/13(火)
観光行動の構造と移動価値の変化について知る(レクチャ)
…観光行動の構造(旅のモチベーション尺度、旅行者と地域との関わりに関する分類など)を踏まえた上で、コロナ以降の旅や移動の価値の変化について国内外の事例を紹介しながら新しい潮流について学びます。

第2回 10/20(火)
人流データから拠点づくりの可能性を捉える(レクチャ+ワークショップ)
…まちづくり、マーケティング、観光などの現状把握や立案に使用される人流データの活用事例をレクチャーで学び、実際に受講生それぞれが考える拠点周辺の人流データから拠点の可能性について考えます。

第3回 10/27(火)
「地域とつながる観光拠点づくり」をデザインする思考力を養う(レクチャ+ワークショップ)
…受講生に合わせた観光拠点事例を取り上げ、観光行動構造を評価軸に観光客の知と感性を揺さぶる拠点づくりをデザインする思考力を養います。

第4回 11/10(火)
地域との繋がり方、取り入れ方を知る・構想する(ワークショップ)
…地域との繋がりをデザインしてきた実務経験者より効果的な地域の繋がり方、取り入れ方の手法を学びます。そして、これまでに学んだデザイン手法をもとに、受講生の実践場所での「地域とつながる観光拠点づくり」を企画してもらいます。

第5回 11/17(火)
企画の提案(最終プレゼン+相互評価)
…受講生による企画の最終発表後、相互評価や意見交換によるブラッシュアップの場を設け学びの質を高めます。

講師紹介

千葉 里美 (北海商科大学商学部観光産業学科 准教授)
観光社会学、観光行動、地域交通、観光人材育成を専門とする。
札幌国際大学大学院観光学研究科修了(修士・観光学)。大学院修了後、まちづくり関連のコンサルティング業務、札幌商工会議所、札幌国際大学を経て、2022年より現職。大学では「観光学I・II」「観光ビジネス論」「特殊講義Ⅲ(北海道創生プログラムA)」を担当。学外では、札幌マチヅクリ大学や職業訓練校において観光人材育成にも取り組む。公職として、北海道開発局事業審議委員会委員、北海道観光審議会委員、北海道都市計画審議会委員、一般財団法人札幌市交通事業振興公社評議員などを務めている。

札幌ひとづくりカレッジ

現在、北海道の各地域や企業・団体は、多くの課題を抱えています。課題解決には、優れた人材(中核人材)の育成が不可欠です。2026年春に設立された「札幌ひとづくりカレッジ」では、中核人材の育成と輩出を目的に、授業やプロジェクトを通じて、社会人や研究者・学生が学びあう「実践と学びのコミュニティ」を創り、「オープンイノベーションのプラットフォーム」となることを目指します。